油津商店街は、自走できる枠組みを整えた、商店街再生のグッドプラクティスです。
日南市では、商店街再生に向けて、従来のような計画策定ではなく、地元とともに伴走する専門家を起用し、市民の一員となって先導的なプレーヤーとして事業を動かす「サポマネ事業」を実施しました。
サポマネに就任した木藤亮太氏は、商工課の職員とバディを組み、地域とのコミュニケーションを通してヒントを模索。まずは、任期終了後も商店街に関わる覚悟で㈱油津応援団を設立し、皆の思い出に残る喫茶店跡をカフェに生まれ変わらせました。
この取組みが地元の意識の変化につながり、様々なかたちで応援を得られるようになっていきます。
市は事業期間内に商店街が自走できる枠組みを整えるため、㈱油津応援団に「多世代交流モール事業」の建設を任せ、一部施設の管理運営に補助金を交付し、将来にわたって収益を確保できる仕組みをつくります。
そして㈱油津応援団は「多世代交流モール」へ出店するテナントとして、独立・起業を検討する若者を支援しながら、地域づくりの担い手を育て、商店街のマネジメント体制を構築しました。